集成材について

集成材は、厳しい製造基準に基づき、天然木に含まれる大きな節や割れ、ヤニ壷といった木材の強度や耐久性、美観などのバランスを崩す要因となる欠点部分を人工的に取り除き、良材のみを集めて再度、長さ・幅・厚み方向に集成接着した木材です。

欠点を除去した集成材は、高い強度や耐久性を持ち、気温や湿度などの環境の変化により発生する、木材の割れ・反り・ねじれ等の狂いが発生し難い特徴があります。

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集成材の特長や製造工程についての資料がダウンロードいただけます。

JAS認定取得状況

イソライト建材ではJAS認定を取得し、厳しい製造基準をクリアして集成材の製造・加工・販売を行っております。

品名/区分略号取得日
造作用集成材(低ホルムアルデヒド)LT-01.Fc2007年11月20日
化粧ばり造作用集成材(低ホルムアルデヒド)LT-02.Fc2007年11月20日
化粧ばり構造用集成柱(低ホルムアルデヒド)LT-P.Fc2007年11月20日
2022年3月18日現在

集成材の製造工程

こちらでは、集成材の製造から集成材を使用した製品が出来上がるまでの過程を一部ご紹介いたします。

集成材の特徴と製造工程

集成材は、一般的な木製建築材料に対応することは勿論、その製造方法の特徴から、長さ・巾・厚みの方向に材料の接着調整が可能な為、無垢材では実現することが難しい長大材や曲がり材といった特殊なサイズや形状の製品をつくることが出来ます。

また、集成材を使用した製品の特長の一つとして、「積層仕様」と「化粧ばり仕様」の2種類の仕様があります。この2種類の仕様の大きな違いは、木素材の見せ方にあります。

積層仕様では、集成材特有の、木と木を継ぎ合わせた継ぎ目が見えるのが特徴で、ナチュラルで素材感豊かな製品へと仕上がります。木の優しさや柔らかさ、どこか懐かしさを感じる空間を演出したい場合におすすめの仕様です。

積層仕様の集成材

一方、化粧ばり仕様では、集成材に単板(たんぱん)と呼ばれる天然木を薄くスライスした板を集成材に貼る工程を加えます。集成材に単板を貼ることで、1本の木から切り出した木製品のような仕上がりとなります。集成材に貼る単板は、樹種ごとの特性を熟知した職人が1枚1枚選別したものを使用するため、木目が整った美しい製品へと仕上がります。和室、洋室を問わず調和のとれた木の空間を作り上げる場合におすすめの仕様となります。

イソライト建材では、この様な加工性や表現性に優れた集成材の製造・販売を通し、「自由な発想をカタチに」お客様の思い描く理想の空間づくりの実現をお手伝い致します。

STEP 1 ~ 4

集成材の製造工程をご紹介

STEP 5 ~ 10

集成材を使用した製品の製造工程をご紹介

欠点除去

集成材の原料となる丸太や間伐材などは、森や林で収穫された後に板状にカットされ、天日乾燥や人工乾燥によって木材内部までしっかりと乾燥させます。(乾燥が十分ではない場合や、表面は乾燥していても内部までしっかりと乾燥していない木材を使用すると、後々気温や湿度など周囲の環境の変化によって木材に割れ・反り・曲がりなどの狂いが発生します。)

乾燥が完了した板材は、職人の手で一つ一つ、木の割れ・大きな節・ヤニ壷などの建築材料として、強度や耐久性、美観のバランスを崩す要因となる欠点を切除します。

欠点除去
木材の欠点除去
STEP
1

フィンガージョイント(F/J)

欠点が取り除かれた材料のみを集め、木口断面にジグザグの手の指のような形の加工(フィンガー加工)を施します。

フィンガー加工を施した面に、製品の用途に適した専用の接着剤を塗布し、塗布面同士を組み合わせて強固に結合させ集成材の板を作ります。この作業をフィンガージョイント(F/J)と呼びます。

このジョイント作業を長さ方向に繰り返し行うことで、集成材の長さを自由に調整することができます。

F/J
フィンガージョイント
STEP
2

接着剤塗布

フィンガージョイント作業により作られた集成材の板の表面を平滑に整え、専用の接着剤を塗布します。

接着剤が塗布された板材を何層にも重ね合わせることで、様々な巾や厚みの集成材を作ることができます。

接着剤塗布
接着剤塗布
STEP
3

コア組み

何層にも積み重ねた板材をプレス機に投入し、強固に接着することで、大きな集成材の塊である積層ブロックが完成します。

STEP
4

製材小割り

STEP5からは、STEP1~4の工程で作られた集成材を使用した木製品の製造工程をご紹介致します。

STEP5の製材小割り工程では、STEP4のコア組み工程で作成し積層ブロックを製材機や小割機などを使用して、製品に合わせた寸法の大きさに切り割る作業を行います。

STEP
5

単板選別と貼り付け

集成材を使用する製品には、おおきく分けて「積層仕様」と「化粧ばり仕様」の2種類があります。

このうち化粧ばり仕様では、天然木を薄くスライスした単板を専用の接着剤を使用して、集成材に貼り付ける作業を行います。

天然木から作られる単板は、木目調に印刷された印刷物とは異なり、同じ樹種の木であっても、木が育った森や林などの生育環境や生育年数などの違いにより生まれる木の個性により、全く同じ木目や色味のものが存在しません。

その為イソライト建材では、単板の選別作業を行う際には、それぞれの木の特長を把握した熟練職人が木の個性を見極め、化粧ばり仕様の製品単体の姿や形の美しさは勿論、複数の製品を使用した空間でも木目や色合いのバランスが良く調和のとれた空間となるように考慮し、一枚一枚手作業で選別を行います。

単板貼付け
単板貼付け
STEP
6

プレス圧締

単板を集成材に貼り付けた後、プレス機を使用して熱と圧力を加え、集成材と単板を更に強固に接着させます。

プレス圧締
プレス圧締
STEP
7

加工

お客様よりご指定いただいた加工内容に応じて、多軸モルダー加工機、NCルーター、昇降盤などの加工機械から、最適な機械を用いて加工作業を行います。

加工
加工
STEP
8

仕上げ

製品を美しく磨き上げるための、仕上げ作業を行います。

イソライト建材では、カンナ刃で仕上げを行う「超仕上げ」のほか、サンドペーパーで仕上げを行う「サンダー仕上げ」を行っております。

仕上げ方法の選択につきましては、ご注文受付時にお客様よりご指定をいただいておりますが、木の種類による性質の違いにより、樹種によって仕上げ方法に、向き不向きが生じる場合がございます。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せください。

STEP
9

検査包装

完成した製品は、最終検査員の手で寸法精度や加工形状は勿論、製造時に発生してしまった細かな傷のほか、木目や色合いのバランスなど、数十項目にわたる検査項目の確認を行います。

最終検査が終了した製品は、製品のサイズや配送方法に適した梱包養生を行い、出荷いたします。

STEP
10

集成材の取扱いに関する注意事項ついて

木の特性について

木は湿気を吸収、また放出する機能を持っていますが、それに伴う伸縮により、反りやひび割れ、嵌合部(木材が嵌りあっている箇所)の隙間・波打ちが発生する場合があります。
また、日光や照明により色調が経時変化します。
これらは、反り・狂い・割れが少ないとされる集成材であっても発生することがあります。

ご使用上の注意

水濡れには十分にご注意ください。膨れ・ひび割れ・変色の原因となります。
また、昨今では、空調設備・床暖房・蓄熱式暖房機などによる住宅環境の高気密・高断熱化が進み、過度な乾燥による木材への影響により、膨れ・ひび割れ・波打ちが発生する場合があります。
その為、十分な換気と適度な加湿をおすすめしております。

お手入れ方法について

濡らした雑巾でのお手入れは、膨れ・ひび割れ・変色の原因となりますので、柔らかい布製品での乾拭きをおすすめしております。
有機溶剤などでのお手入れは、ひび割れ・変色の原因となりますので、ご遠慮ください。